コント/セースルマン中村:・・・休日は・・・暇だなぁ。また寝るか・・・ (ピンポーン) 中村:・・・誰だ? はーい。 (ガチャッ!) 宮崎:(スーツ姿)はっはっは、どうもぉ! 中村:・・・どうも。 宮崎:休日いかがお過ごしかな? 中村:今、少しだけ刺激のある休日になりました 宮崎:私はこういう者だ! 中村:えーと・・・【セースルマン1号】。 ・・・セー“スル”マン? 宮崎:セー“スル”マンだ! 中村:セー“ルス”マンじゃなくて? 宮崎:セー“スル”マンだ! 中村:セー“ルス”マンでしょ 宮崎:セー“ルス”マンだ! 中村:今、認めた! セー“ルス”マンですよね!? 宮崎:違う、今のは焦って間違えただけだ! 中村:ほぉ、そうなんですか、セー“ルス”マンさん。 宮崎:・・・、・・・、・・・セー“スル”マンだ! 中村:ちょっと心の中で確認してから言いましたよね? 宮崎:そ、そんな事はどうでもいいだろう! とにかく話を聞いてくれないか? 中村:どうせ勧誘とか販売でしょ? 宮崎:な、なぜ分かった!? 貴様、さては悪の手先の【リーディングマン】だな! 中村:何ですかリーディングマンって。僕そんな変な怪人じゃないですし、人ですよ 宮崎:そうか、疑ってすまなかった。・・・で、話を聞いてくれないか? 中村:・・・何ですか? 宮崎:いや、実は販売の話なんだけど 中村:知ってますよ 宮崎:実はだな、この街に怪人が現れる事が予言で分かったのだ。 怪人怖いだろ? 襲われたら「きゃっ! 変態!」ってなるだろ!? だから怪人に襲われた時、自分の身を守る道具があったら素晴らしいよね! うん! そんな時この国語辞典が役に立つのさ! さぁ、この国語辞典、税込み2兆円! 買わないかい!? 中村:交渉下手くそ過ぎるだろ!! 最初の時点で「あ、こいつバカだな」って思ったわ! それにお前の言ってる怪人って犯罪者の事だよな! 国語辞典で自分の身は守れません! 最終的に言いたい事は「そんな高い国語辞典買わねぇよ」、以上! 宮崎:えーと・・・時点と辞典はかけてます? 中村:散々怒鳴られて、聞きたい所そこ!? かけてませんから! 宮崎:怪人責めてくるんだよ? 中村:卑猥な意味だろソレ! とにかく絶対買いませんからね! 宮崎:ま、待ってくれ! 次の商品を出すから 中村:諦め早くないですか!? 宮崎:次の商品はこちら! 高級羽毛布団だ! 中村:高級羽毛布団・・・あきらかに詐欺じゃないですか 宮崎:持ってくるのが大変でな・・・ 中村:うわ、その点に気付かなかった! 確かにかさばりますね! 宮崎:とりあえず、話だけ聞いてくれ少年 中村:分かりましたよセー“ルス”マンさん 宮崎:違う、セー“スル”マンだ! 中村:まだ言うかアンタ! いい加減認めたらどうなんですか! 宮崎:せ、正義の味方セー“スル”マンに向かってなんて事を言うんだ! 布団で窒息死させるぞ! 中村:「窒息死」って言ってる時点で正義の味方じゃないですよ! 悪ですよ悪! 宮崎:悪じゃない、セー“スル”マンだ! 中村:もう分かりましたから! セー“スル”マンですね! 宮崎:そう、職業セー“ルス”マンのセー“スル”マンだ 中村:セー“ルス”マンじゃないですか! 何だったんですか今までの争い! 宮崎:とりあえず布団の話を聞いてくれ! 中村:・・・じゃあ話聞いたら帰ってくれます? 宮崎:分かりました、帰ります。自分の星に帰ります 中村:もうセースルマンの情報はいいですよ! 宮崎:五反田のアパートに帰りますよ! 中村:いいですよ五反田のアパートって言わなくても! 早く布団の話をして帰ってくださいよ! 宮崎:・・・すまなかった。実はだな、この布団・・・・ (ドーン!) 中村:うわっ、何だ!? 宮崎:ま、まさか! 怪人:げっへっへ、この街を滅茶苦茶にしてやるー。 宮崎:くそ! 手遅れだったか!(怪人がいる方向へ走る) 中村:ど、どうしたんですか!?(追いかける) 中村:・・・・・ 宮崎:こいつだ、さっき現れると言った怪人、「下丸出し男」は 中村:本当に犯罪者だった! 宮崎:違う、怪人だ! 中村:どっちにしても変態ですよ! ・・・で、どうするんですか? 宮崎:君はここにいるんだ。私はあいつを倒す! 中村:あ、セー“ルス”マン! 宮崎:だから違う! セー“ルス”マンだ! 中村:合ってるじゃないですか! だんだん自分の中でも混乱し始めてるでしょ!? 宮崎:来い、下丸出し男! 下丸出し男:グフフ、必殺「下半身フラッシュ!」 中村:うわ、最低な攻撃! 宮崎:きゃっ! 変態! 中村:いや、あなたが言ったんじゃないですか! 下丸出し男:ポ○チンアタック! 中村:最悪だ! もう見てられない! 宮崎:うう、お嫁に行けない・・・(ばたっ) 中村:あなた男でしょ! い、いやそんな事言ってる場合じゃない! 大丈夫ですか!? 宮崎:か、カバンに入っているじ、辞典を・・・ 中村:辞典をどうするんですか? 宮崎:623ページを開いて・・・ 中村:(623ページを開く) 宮崎:こ、この言葉を言ってくれ・・・ 中村:えーと・・・ <セールスマンとは、物品、サービスまたは情報といった財を営利に結びつける職業である・・・> (辞典が光る) 中村:げっ、何だ!? 中村:(スーツ姿)え!? え? 宮崎:こ、これで君はセースルマン3号になった・・・ 中村:2号は!? 2号はどうしたんですか!? 宮崎:そ、そんな事より早くあいつを・・・倒してくれ・・・ 中村:チクショー、心にモヤモヤ感は残るけど・・・やけくそだ! 下丸出し男:ポ○チンアタック! 中村:うるせー!(全力で蹴る) 下丸出し男:○☆〒▼※!! 中村:このやろこのやろ!(辞典をぶつける) 下丸出し男:痛っ! いて! 中村:とどめじゃー!(布団で口を押さえる) 下丸出し男:んー! ヴー! ・・・・・(ばたっ) 中村:・・・あ、やりすぎたか? ・・・、いっか。 おーいセースルマンさん! ・・・あれ? (ピーポーピーポー・・・) 中村:あ、おまわりさん! 実はですね・・・・・・・・え? ・・・・・殺人罪で逮捕? いやいや、冗談は・・・手に持っている布団は何だ? これは・・・まぁ。・・・ちょっと、手錠をかけないで下さいよ! 話を聞いて下さい! ねぇ! 辞典! 辞典買いませんか!? ふ、布団も付いて来ますよ! あああああ―――っ・・・・・ 宮崎:騙す方も悪い。しかし、騙される方も悪いのさボウヤ・・・・・ ジャンル別一覧
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